窒素ガス(チッソN2)発生装置
豆知識 Q&A 【分離方式 PSA比較】(窒素ガス発生装置の仕組み・原理)
窒素ガス発生装置の仕組み・原理
窒素ガス発生装置は、オンサイトで、空気中(圧縮エアー)から特殊活性炭を利用し、窒素(N2)を作ります。
窒素ガス(N2ガス)といえば、タンクローリー、又は窒素ボンベで運んでいる事業所・工場は多いと思います。
しかし、徐々にエアーコンプレッサー~N2ガスを作ることが多くなりつつあります。
当店で取り扱っている窒素ガス発生装置は2種類あります。
まずは、それぞれの仕組み・原理をご紹介します。
基本1:空気から窒素を取り出します
空気の成分表
空気80%近くは窒素から出来ています。
成分 | 割合 |
---|---|
窒素(ちっそ) | 約78% |
酸素(さんそ) | 約20% |
アルゴン | 約0.93% |
二酸化炭素(にさんかたんそ) | 約0.03% |
その他 | - |
基本2:窒素ガスと酸素ガスの大きさに違いがあります
大きさの違いを利用して窒素を取り出します。
窒素分子(N2):4.2×3.0A
酸素分子(O2):3.8×2.8A
窒素ガス分離の比較
項目 | 分離膜方式 | PSA(Puresure Swing Adsorption)方式 |
選
択
の
イ
メ
|
ジ |
||
濃
度
変
化
実 物 写 真 |
結果:透過速度に差がある |
結果:透過速度に差がある |
作 動 の イ メ | ジ | 膜を中空糸にし、束ねて筒に納めて、 圧縮空気を送る。 窒素ガスを濾し分け取り出す。 |
MSCを2本の筒に納め、圧縮空気を送り酸素を吸着させ、次に窒素ガスを取り出し、酸素は大気に解放する。これを交互に行う。 |
装 置 概 要 | 圧縮空気をガス分離膜(中空糸膜)に送り込み、膜を透過しなかった窒素、アルゴンガス等が製品として取り出されます。なお膜はクリーンな空気圧の使用においては半永久的に使用が可能です。 | 吸着剤を利用した窒素発生装置で、空気から効率よく酸素と窒素を分離し、99.99%までの窒素を供給します。 |
ガ ス 濃 度 | 97~99% | 99~99.99% |
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