レシーバータンクについて
レシーバータンク(空気タンク)、役割と選び方について
レシーバータンク(空気タンク)の役割
脈動防止
コンプレッサーから吐出された空気は脈打つような 空気の流れになっています。
レシーバータンク(空気タンク)があると、タンク内のエアーがクッションとなり安定したエアーの圧力を維持できます


コンプレッサーの保護
レシーバータンク(空気タンク)を設けていない、又はタンクの容量が小さい場合、インチングが起きます。
この現象が長く続くと、マグネットスイッチの寿命が短くなり、コンプレッサーが故障しやすくなります。
このインチングを防止=コンプレッサーを保護する為にタンクが必要です。
バッファー又は充填
空気消費が多量になったときのバッファー(緩衝)となり、使用空気の圧力低下を最小限に抑えます
省エネ
コンプレッサーは起動電流は、定格電流の約3倍の電流値になると言われています。そのため、レシーバータンク(空気タンク)を設置して、発停の数を減らすと、省エネにも繋がります。
レシーバータンク(空気タンク)の選び方
経験によって選定する場合
経験によるレシーバータンク(空気タンク)の容量の目安です。
用途や使い方によって、タンクの容量を選びます。
容量が決まったら、最高使用圧力を必ず確認します。
レシーバータンク(空気タンク)の最高使用圧力は、稼働するコンプレッサーの最高使用圧力よりも高い圧力にして下さい。

おすすめレシーバータンク


0.75kw/1.5kwのおすすめレシーバータンク
タンク容量36L、最高使用圧力1.0MPa。
接続用ゴムホース(1m)が付属!
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2.2kw/3.7kwのおすすめレシーバータンク
タンク容量60L、最高使用圧力1.0MPa。
脈動を抑え、発停頻度を減らす!
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コンプレッサー出力別 レシーバータンク一覧表
コンプレッサー出力 | タンク容量 | タンク・ 最高使用圧力 |
リンク |
---|---|---|---|
0.75kw・1.5kw | 33L(標準) | 1.0MPa | 商品を見る |
36L縦型(ゴムホース1m付属) | 1.0MPa | 商品を見る | |
2.2kw | 33L(標準) | 1.0MPa | 商品を見る |
36L縦型(ゴムホース1m付属) | 1.0MPa | 商品を見る | |
60L(1.0MPa) | 1.0MPa | 商品を見る | |
2.2kw(1.4MPa仕様) | 120L | 1.4MPa | 商品を見る |
3.7kw | 60L | 1.0MPa | 商品を見る |
120L | 1.4MPa | 商品を見る | |
3.7kw(1.4MPa仕様) | 120L | 1.4MPa | 商品を見る |
5.5kw | 120L | 1.4MPa | 商品を見る |
7.5kw | 120L | 1.4MPa | 商品を見る |
220L | 1.4MPa | 商品を見る |
7.5kwを超える出力に対応する情報は以下からご覧いただけます
コンプレッサ出力 | タンク容量(L) | 商品ページ(最高使用圧力) |
---|---|---|
11~15kw | 200~400 | 220Lタンク(1.4MPa) 400Lタンク(1.4MPa) |
22kw | 400~600 | 400Lタンク(1.4MPa) 600Lタンク(1.0MPa) |
37kw | 600~1000 | 600Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(0.85MPa) 1000Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(1.25MPa) |
55kw | 1000~1500 | 1000Lタンク(0.85MPa) 1000Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(1.25MPa) *1500Lは要相談 |
75kw | 1500~3000 | *1500~3000Lは要相談 |
計算によって選定する場合
レシプロコンプレッサーの場合
レシプロコンプレッサーは脈動が多いため
吐出空気量の25%ぐらいの容量のタンクが必要です
例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.25=250
→250L以上のレシーバータンク(空気タンクを選定してください
スクロール・スクリューコンプレッサーの場合
スクリュー、スクロールコンプレッサーは脈動が少ないため
吐出空気量の15~20%ぐらいの容量の
レシーバータンク(空気タンク)を選定してください
例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.15=150
→150L以上のレシーバータンク(空気タンク)を選定してください
よくあるご質問
Q:屋外に設置しても問題ないでしょうか?
屋外には設置しないでください。製品に直射日光が当たったり、水がかかると部品の劣化や腐食の原因となります。
Q:第二種圧力容器耐圧明細書はついていますか?
レシーバータンク(空気タンク)に添付していある書類になります。大切に保管してください。労働基準監督署より提示が求められることがあります。 *SAT-33HB-100(33L)およびSAT-36CB-100(36L)は第二種圧力容器対象外ですが、同様の自主検査を推奨します。
レシーバータンク(空気タンク)商品一覧ページ
