コンプレッサーから吐出された空気は脈打つような 空気の流れになっています。
空気タンクがあると、空気タンク内のエアーがクッションとなり安定したエアーの圧力を維持できます
エアーレシーバータンク(空気タンク)を設けていない、又はタンクの容量が小さい場合、インチングが起きます。
この現象が長く続くと、マグネットスイッチの寿命が短くなり、コンプレッサーが故障しやすくなります。
このインチングを防止=コンプレッサーを保護する為にタンクが必要です。
空気消費が多量になったときのバッファー(緩衝)となり、使用空気の圧力低下を最小限に抑えます
コンプレッサーは起動電流は、定格電流の約3倍の電流値になると言われています。そのため、タンクを設置して、発停の数を減らすと、省エネにも繋がります。
経験によるエアータンクの容量の目安です。
用途や使い方によって、タンクの容量を選びます。
容量が決まったら、最高使用圧力を必ず確認します。
タンクの最高使用圧力は、稼働するコンプレッサーの最高使用圧力よりも高い圧力にして下さい。
コンプレッサ出力 | タンク容量(L) | 商品ページ(最高使用圧力) |
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2.2~3.7kw | 30~100 | 33Lタンク(1.0MPa) 36Lタンク(1.0MPa) 60Lタンク(1.0MPa) 120Lタンク |
5.5~7.5kw | 100~200 | 120Lタンク(1.4MPa) 220Lタンク(1.4MPa) |
11~15kw | 200~400 | 220Lタンク(1.4MPa) 400Lタンク(1.4MPa) |
22kw | 400~600 | 400Lタンク(1.4MPa) 600Lタンク(1.0MPa) |
37kw | 600~1000 | 600Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(0.85MPa) 1000Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(1.25MPa) |
55kw | 1000~1500 | 1000Lタンク(0.85MPa) 1000Lタンク(1.0MPa) 1000Lタンク(1.25MPa) *1500Lは要相談 |
75kw | 1500~3000 | *1500~3000Lは要相談 |
レシプロコンプレッサーは脈動が多いため
吐出空気量の25%ぐらいの容量のタンクが必要です
例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.25=250
→250L以上のタンクを選定してください
スクロール、スクリューコンプレッサーは脈動が少ないため
吐出空気量の15~20%ぐらいの容量の
タンクを選定してください
例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.15=150
→150L以上のタンクを選定してください
屋外には設置しないでください。製品に直射日光が当たったり、水がかかると部品の劣化や腐食の原因となります。
空気タンクに添付していある書類になります。大切に保管してください。労働基準監督署より提示が求められることがあります。 *SAT-33HB-100(33L)およびSAT-36CB-100(36L)は第二種圧力容器対象外ですが、同様の自主検査を推奨します。