圧力低下について
突然圧力が上がらなくなりました!
いつも順調に工具や機械が動いていたのに、突然、工具や機械の稼働停止や動作不良などのトラブルが発生することはありませんか?
圧縮エアを動力に稼働する機械や工具には、安定したエアー供給が必要です。
「突然圧力が上がらなくなった」時は、
工場のどこで下がっているかを確認する必要があります。
圧力低下の原因はさまざま
圧力が上がらない原因として考えられるのは、
・使用しない止め弁の閉め忘ねれ
・設備配管からのエアー漏れ
・継手のネジ部からのエアー漏れ
・吸込み口フィルタの目詰まり
・ベルトがスリップしている
・安全弁からのエアー漏れ
・サーマルが飛んでいる
・ドライヤの故障
・本来全開になっているコック・バルブなどが閉まっている
(工事等で保守作業終了後に元に戻さなかった場合)
・エアーを一度に大量に使った
・使用する機械・工具が増え、供給エアーが足りなくなった
など様々な要因が考えられます。
ひとつひとつ該当しないか確かめていきましょう。
また、レシプロコンプレッサーや小型のスクリューコンプレッサーの場合は、 ベルトが切れて動力が伝達されない場合もあります。
そして、レシプロの場合は、弁の故障も考えられます。
お客様の中には、コンプレッサーを設置している場所とコンプレッサーを利用する場所が離れていたため、エアー漏れに気づかなかったという事例もあります。
このお客様の場合は、今回の事例では手動のドレンバルブの閉め忘れが原因でしたので、 ドレンバルブの閉め忘れが無いよう、日常点検項目に入れてもらうよう、お願いしました。
もし、難しい場合は、ドレントラップをつけることをおすすめします。取り付けるだけで、コンプレッサーの電源が切れたら自動でドレンを排出することができます。
そのため、作業終了時にドレン排出をする面倒が省けて、ドレンバルブの閉め忘れもなくせます。