エアードライヤーとは?
コンプレッサーでつくられた圧縮空気の中に含まれる水分(ドレン)を取り除き、
乾燥した空気をつくるための機械です。 エアードライヤーを使うことにより、
ドレンによる機械の寿命低下や配管の腐食などのトラブルを防ぎます。
選定チェックポイント
温度条件(入気温度、周囲温度)
入気温度
入気温度とは、ドライヤに入ってくる圧縮空気の温度の事。
入気温度が50℃よりも高い状態で、
標準入気タイプ(RAXタイプ)を使用すると、高圧カットが働いて、ドライヤが停止してしまいます。
そして末端に水(ドレン)が発生し、エアー機器等のトラブルにつながります。
入気温度が高い場合は、
高温入気タイプ(RAX SEタイプ)を選んで下さい。
周囲温度
周囲温度とはエアードライヤーを設置する周囲の温度の事。
仕様では
標準入気タイプ(RAXタイプ)、
高温入気タイプ(RAX SEタイプ)どちらも、2~40℃までとなっていますが、
なるべく涼しく、風通しの良い場所が良いです。
なぜなら、空冷式のエアードライヤーは、周囲の空気で熱交換器を冷やすからです。
その為、周囲温度が高いと、入気温度と同じで、ドライヤが停止するなどのトラブルが起きます。
お客様の中には、設置場所がなくて、ボイラー等の近くにコンプレッサーやエアードライヤーを設置している方もいらっしゃいます。
この場合は、周囲温度が高くなりやすく、ボイラーの粉塵(ボイラーの種類にもよります)なども影響してドライヤが停止しやすくなります。
コンプッサーの圧縮方法
スクリューコンプレッサーをお使いの場合は、コンプレッサー内にアフタークーラーが付いている為、入気温度が比較的低いです。
ただし、夏場の周囲温度が高いと冷えにくい事がありますので、余裕を見るなら、
高温入気タイプ(RAX SEタイプ)をお使い頂くと良いです。
レシプロコンプレッサーの場合は、アフタークーラーが付いていません。
そのため、
高温入気タイプ(RAX SEタイプ)をおススメします。
コンプレッサーの出力、圧力
コンプレッサー出力
お使いのコンプレッサーの出力(kw)に合わせてお選び下さい。
対応したコンプレッサーよりも小さな能力のドライヤは選定しないで下さい。
1サイズ大きい能力のタイプを選定するのはOKです。
コンプレッサー圧力
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