よくあるご質問

SLPコンプレッサー、0.8MPaと1.0MPaどちらを選ぶべき?

A. お使いになるエアー機械・工具が要求する「必要圧力」をご確認下さい

コンプレッサーは、タンク内の圧力が一定以下に下がると再起動する仕組みになっています。
そのため、選定の際は「一番圧力が下がる瞬間(下限圧力)」を基準に考える必要があります。

もし、機器が求める圧力がコンプレッサーの下限圧力を上回っていると、作業中に圧力が足りなくなり、機器が止まるトラブルの原因になります。

仕様 0.8MPa仕様(標準仕様)
1.0MPa仕様(中圧仕様)
※2馬力以上
一番圧力が下がる瞬間
(下限圧力)
【1馬力(0.75kW)】
0.6 MPa まで下がります

【2馬力(1.5kW)以上】
0.65 MPa まで下がります
【全馬力共通(1.5kW〜)】
0.8 MPa まで下がります
お使いの機器の
「必要(要求)圧力」
0.55 MPa 以下の機器 0.75 MPa 以下の機器
主な用途の例 ・通常の工場エアー
・一般的なエアー工具
(エアーガン、インパクト等)
・塗装スプレーガン等
・海外製のCAM(ミリング機)
・レーザー加工機
・精密機械
・長いエアー配管になる場合
特徴 一般的な設備で使用されています。
同じ馬力なら、1.0MPa仕様よりも一度に使える空気の量が多い為、省エネにつながります。
通常のコンプレッサー(0.8MPa仕様)では圧力不足で動かない特殊な機械にお使いください。

⚠️ 失敗しないための「重要」チェックポイント!

① 圧力は「レギュレータ」等で減圧できます

「普段は0.4MPaや0.5MPaで使いたい」という場合、どちらの仕様を選んでも、「レギュレータ(減圧弁)」「フィルターレギュレータ(ろ過機能付き減圧弁)」を使用することで、それ以下の圧力に自由に調整してご使用いただけます。

そのため、普段使う圧力が0.55MPa以下(2馬力以上なら0.6MPa以下)であれば、わざわざ1.0MPa仕様にする必要はありません。空気量が多くて作業効率が良い「0.8MPa仕様」を選ぶのがベストな選択となります。

② 1.0MPa仕様を選ぶと「エアーの量」が減るので注意

「とりあえず高い圧力の1.0MPa仕様にしておこう」と考えがちですが、圧力を高く設定する設計になっている分、吐出空気量(L/min)は約20%少なくなってしまいます。
高い圧力が必須ではない場合は、0.8MPa仕様を選んだほうがエアー不足になりにくくお得です。

③ 1馬力(0.75kW)SLP-07EE(D)機をご検討の際の注意点(※1.0MPa仕様はありません)

1馬力機で0.8MPa仕様を選んだ場合、下限圧力は 0.6 MPa まで下がります。
もし、使いたい機械の必要圧力が「0.6 MPa」ちょうどの場合、配管での圧力ロスなどを考慮すると、一時的に圧力が足りなくなる恐れがあります。その場合は、余裕を持って「2馬力(1.5kW)の0.8MPa仕様(下限0.65MPa)」、または「2馬力(1.5kW)の1.0MPa仕様(下限0.8MPa)」 へのランクアップをご検討いただきます様お願いいたします。

④ 「必要空気量」も必ず合わせてご確認ください

圧力(MPa)が満たされていても、一度に出せる吐出空気量(L/min)が足りなければ、機器は正常に動作しません。
動かしたい機器の取扱説明書などに記載されている「必要空気量(吐出量)」をご確認いただき、コンプレッサーの吐出量がそれを上回っているかどうかも必ず合わせてご確認ください。

分からない・・・という方の為に

お使いになる機器の「メーカー名」と「型番」をお手元にご用意の上、当店までお気軽にお問い合わせください。

お客様の参考事例

標準0.8MPa参考例

有限会社クラウン様

SLP-37EFD(標準0.8MPa仕様):エアーダスターでお使いいただいております。

中圧1.0MPa参考例

CADCAMコンプレッサーセット

CADCAMコンプレッサーセット(中圧1.0MPa仕様):海外製・歯科用CAM機でのご利用です。

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この記事の解説者
石間 賢一
石間 賢一 / 株式会社三栄商会 代表取締役社長
業務用エアーコンプレッサーと関連商品・技術の分野で、60年以上にわたり豊富な実績を誇ります。 コベルコ・コンプレッサ㈱のサービス指定工場として、長年の経験と専門知識により、業界内で高い評価を得ています。
受賞歴:
■「コベルコ・コンプレッサ販売実績優秀賞」受賞
■Eストア主催「ネットショップ大賞2023」
 文具・ビジネス用品部門 第1位(3年連続受賞)