よくあるご質問

塗装でのエアー不足・圧力不足に悩んでいます

A. エアーの不足や圧力の低下が起きる場合は、5つのポイントをご確認ください。

1. エアーツール・機械の仕様確認

お使いのスプレーガンやエアーツールの必要空気量・使用圧力をご確認ください。
工具の必要エアー量に対して、**コンプレッサーの供給量が足りていない(=能力不足)**場合、圧力が安定せず、エアー不足が発生します。

コンプレッサーは、実使用量に対して**余裕を持った吐出量(供給能力)**の機種を選定することが大切です。
また、同時に他のエアーツール・機械を使用していないかも確認してください。

2.スプレーガンの使用圧力

スプレーガンは、仕様書に記載された所定の圧力で使用してこそ性能を発揮します。
減圧弁(レギュレーター)やトランスフォーマなどの圧力調整機器を組み合わせ、
スプレーガンの圧力を正確に調整してください。

なお、不要に圧力を高く設定すると、エアー消費量が増加し、コンプレッサーの負担やエアー不足の原因となります。

>>減圧弁(レギュレーター)一覧

>>トランスフォーマ一覧

3. エアーホース・エアー配管の見直し

エアーホース径が細い、または長すぎる場合も圧力損失の原因になります。
使用するエアーツール・機械の消費量に適した径のホース・エアー配管を選定し、
できるだけ曲げを少なく、最短距離で施工しましょう。

4. エアー漏れのチェック

長期間使用している場合は、エアー配管の継ぎ目・カプラー・接続部からのエアー漏れも疑われます。 稼働中・停止中を問わず、石けん水などで漏れ箇所を点検することをおすすめします。

5. ドレン・吸込フィルター等のメンテナンス

コンプレッサー内蔵タンクや吸込フィルター、エアーフィルターには、定期的な排出・清掃が必要です。
コンプレッサー内蔵タンクドレン:内部に水分が溜まると流量が低下し、圧力も不安定になります。定期的に排出してください。

吸込フィルター/エアーフィルター:ゴミ・錆・油分が詰まると流量が減ります。
エレメントの清掃・交換を行いましょう。

安定したエアー供給は、塗装品質と作業効率の鍵です。
上記を確認しても改善しない場合は、コンプレッサーの能力不足(容量・吐出量)が考えられます。
その際は、コンプレッサーの見直しもご検討ください。

板金塗装用エアーコンプレッサーと付属品

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この記事の解説者
石間 賢一
石間 賢一 / 株式会社三栄商会 代表取締役社長
業務用エアーコンプレッサーと関連商品・技術の分野で、60年以上にわたり豊富な実績を誇ります。 コベルコ・コンプレッサ㈱のサービス指定工場として、長年の経験と専門知識により、業界内で高い評価を得ています。
受賞歴:
■「コベルコ・コンプレッサ販売実績優秀賞」受賞
■Eストア主催「ネットショップ大賞2023」
 文具・ビジネス用品部門 第1位(3年連続受賞)