よくあるご質問

ドライヤ付コンプレッサーなのに圧縮エアーに水が混ざって困ります・・・

ドライヤー付きコンプレッサーでも水が出る原因は、2つ考えられます。

1:ドライヤ先行運転すぐに使ったから

防音パッケージコンプレッサー・ドライヤ一体型を購入いただいたお客様からのお問合せです。

ひとつひとつ話を聞いてみたところ、ドライヤ先行運転が効いているところにエアーを使ったためでした。

ドライヤ付のコンプレッサーの場合、ドライヤ運転スイッチを押してドライヤの機能が安定するまで約3分程度かかります。

この安定していない状態で(スイッチを押してすぐ)コンプレッサーを運転させてしまうと、

ドライヤの機能が安定していないため、吐出空気中に水分が含まれてしまいます。

ですから、3分間待ってから、圧縮エアーを使って頂きますようお願いしました。

ドライヤ先行運転

あとは、コンプレッサーの周囲の環境、換気不足などで、温度・湿度が暑くならないように気をつけて欲しいとも話をしました。

2:内臓タンクにドレンがたまっていたから

もうひとつは、スクロールコンプレッサーをご購入いただいた方からでした。

どうも、コンプレッサー内蔵のタンクに水(ドレン)が溜まっていることが原因のようでした。

特に、スクロールコンプレッサーのタンクは容量が小さいので水(ドレン)が溜まりやすいです。

圧縮エアーと一緒に水(ドレン)も一緒に出てきてしまいます。仕事の終了時には必ずドレン抜きをするのが基本です。もし、それを怠ると、エアータンクの中が水でいっぱいになり、エアータンクの役目をしなくなります。また、空気タンクが錆びて大変なことになりますのでご注意ください。

~対処方法~

①手動でドレンを排出する。

②ドレントラップを取付ける。

作業終了時、コンプレッサーのスイッチをOFFにした時にタンクドレンとエアーを放出します。

「作業終了時のタンクドレン排出が面倒な方」はドレントラップをお勧めします。

ドレントラップはコンプレッサーの使用頻度や稼働時間によって選定は異なりますので、お困りの際はお気軽にお問合せください。

ドレントラップ商品一覧

この記事の解説者
石間 賢一
石間 賢一 / 株式会社三栄商会 代表取締役社長
業務用エアーコンプレッサーと関連商品・技術の分野で、60年以上にわたり豊富な実績を誇ります。 コベルコ・コンプレッサ㈱のサービス指定工場として、長年の経験と専門知識により、業界内で高い評価を得ています。
受賞歴:
■「コベルコ・コンプレッサ販売実績優秀賞」受賞
■Eストア主催「ネットショップ大賞2023」
 文具・ビジネス用品部門 第1位(3年連続受賞)