タンクのドレン抜きをした時、茶色い水がでますが、大丈夫でしょうか?
茶色いドレンはサビ
タンクのドレン抜きをした時、茶色い水が出ることはありますが、その茶色いドレンはサビです。
コンプレッサーの内蔵タンクは、鉄製で、内面は塗装していないため、高温・高湿度でさらされています。
(空気中の10倍の湿度・一部は水)
そのため、タンク内にサビが発生し、ドレン抜きをすると茶色い水が出ることがあります。
排出を怠ると・・・
お客様から頂いた写真です。
数年間ドレンの排出をしていなかったようで、タンク内には、サビとドレンがたまっていて、ドレンを排出することができなくなっていました。
針金などでつついて、ようやくドレンを排出することができましたが、残圧でドレンが飛び散ってしまったため、後片付けが大変だったそうです。
毎日点検・チェックをしよう
毎日の点検・チェックは必ず行うようにしてください。
また、毎日のドレン抜きが面倒な場合は、「ドレントラップ」という便利な商品があります。
給油式のドレンには油が含まれる
給油式コンプレッサーのドレンが含まれます。
そのため、廃油処理装置(ドレンデストロイヤー)をご検討ください。
この記事の解説者
石間 賢一 / 株式会社三栄商会 代表取締役社長
業務用エアーコンプレッサーと関連商品・技術の分野で、60年以上にわたり豊富な実績を誇ります。 コベルコ・コンプレッサ㈱のサービス指定工場として、長年の経験と専門知識により、業界内で高い評価を得ています。
受賞歴:
■「コベルコ・コンプレッサ販売実績優秀賞」受賞
■Eストア主催「ネットショップ大賞2023」
文具・ビジネス用品部門 第1位(3年連続受賞)
■「コベルコ・コンプレッサ販売実績優秀賞」受賞
■Eストア主催「ネットショップ大賞2023」
文具・ビジネス用品部門 第1位(3年連続受賞)