こんな業種におすすめ
特徴
2段圧縮構造だから省エネ効果大
単段オイルフリー機との省エネ比較
省エネルギー、ランニングコストの低減、信頼性の向上に貢献する2段圧縮機を採用。
単段オイルフリー機に比べると、8~28%効率が高まりました。
圧力変動が小さい省エネロジック
省エネロジックの採用により圧力変動が小さく、高い省エネ効果を実現。
理想的な容量調整、極めて高い制御効率を誇る省エネロジックを標準装備しています。
■容量調整をミニマム化
●圧力制御幅
■最適な制御方法を選択
●ロード/アンロード運転
”省エネロジック”により、容量調整周期(23秒)をクリアした時点で強制アンロード運転。
アンロード開始圧力を低減するため、無駄な昇圧運転をしません。
インバータ冷却ファンの採用
●吐出温度によってファンの回転数をコントロールすることで、無駄な消費電力を抑えます。
●コンプレッサユニット内部の温度が安定することによって耐久性も向上します。
静音化
インバータシロッコファンの採用により、
周囲温度(吐出空気温度)に応じた回転数で排除するため、排気音が低減されました。
アンロード時や周囲温度が低い時は、より低騒音化が図れます。
また、ユニットの全周囲における低騒音化を追求するため、
ユニット吸気ダクトの最適設計を行いました。
クリーンエアーを追求した構造
コベルコ独自の大気開放穴2ヶ所構造
長時間アンロード運転が続いても、潤滑油が圧縮室内に浸入するのを防ぎます。
圧縮室内で潤滑油を使用しないオイルフリー方式と、
軸封部の大気開放穴2ヶ所構造で、究極のクリーンエアを供給します。
大気開放穴2ヶ所構造のしくみ
●ロード運転時は、圧縮室内には圧力が高く潤滑油は浸入できません。(図1)
●アンロード運転時は、圧縮室内は負圧になるため、
潤滑油が圧縮室内に吸引される力が働きます。
通常潤滑油はビスコシールのらせん溝により
圧縮室側に浸入しないようにシールされています。(図2)
万が一、ビスコシールを潤滑油が越えてしまった場合でも、
大気開放穴を2ヶ所に設け、圧力差をなくすことで、
潤滑油が圧縮室へ浸入することを防いでいきます。
周囲温度耐力の向上
周囲温度への耐力を向上させるために、クーラ形状・ファン等の冷却系統を見直し、
周囲温度45℃でも異常停止しない運転を可能とした、ゆとりある設計をしています。
メンテナンス性の向上
本体オーバーホール期間の延長
本体推奨オーバーホール期間を6年(1段・2段)に延長しました。
また、水冷機のクーラには清掃が容易な構造を採用し、メンテナンス性を向上させています。
高性能吸込フィルタの採用
塵埃環境対策として捕集効率の高い遠心分離+ろ過分離の2段階分離方式を採用しました。
高性能スクリュ本体
圧縮機本体設計の一新とパッケージ内圧損低下により、従来機比8%の高効率化を実現。
モーターの耐久性UP
全閉外扇モータ採用によるモータ耐力の向上
余裕をもった全閉外扇モータを選定することによって、モータコイル温度の低減と、
モータ軸受温度を低減。
信頼性を格段に向上させました。
安心安全の保護機能
電装品保護のために、様々な機能を装備しています。
●瞬停保護機能…0.5sec以内。
設定した時間以下の瞬停(瞬時停電、瞬時電圧低下、瞬断)が
発生してもコンプレッサは停止しません。
設定値を超える瞬停が発生した場合にはコンプレッサを停止させます。
●12,000V雷サージキラー、ノイズフィルタ内蔵。
●停電自動復帰…0.5~20sec。
(例)停電後復帰の設定:5秒、復電後待機の設定:15秒の場合
環境対応
ドライヤの冷媒にR407Cを採用
オゾン破壊係数ゼロのR407Cをドライヤの冷媒に採用しています。
新吸気調整弁の採用
万が一の油漏れにも十分配慮し、従来の油圧制御から空気圧制御吸気弁に改善しました。
分別廃棄の容易な吸音材
コンプレッサの廃棄(産業廃棄物)時に分別廃棄が容易です。
脈動音の低減
多孔板サイレンサの採用により1KHz以上の高周波音を大幅にカット。
さらに耳障りな音質を改善しました。
呼吸配管不要のエグゾーストクリーナー採用
従来の油煙対策は、呼吸配管方式で室外に油を放出し環境を悪化させるという問題があり、
その対策として呼吸配管にフィルタをつけたり、
静電分離方式のオイルミストコレクタを取付けるなどの対応が必要でした。
新開発のエグゾーストクリーナーは
小型高性能タイプのフィルタ方式でコンプレッサ内に内蔵でき、油煙対策が必要ありません。
油煙がエレメントに吸収されず自己分離される構造のために
長期間に渡り圧力損失がつかないという高性能フィルタです。
■油分離性能:99%以上(目視での油煙は確認できないレベル)
■分離油自己回収機能付
スペック
型式 |
FE480WDⅢ-5/6 ※ドライヤ一体型(ドライヤ付) |
周波数Hz |
50/60 |
吐出し空気量 |
4.8㎥/min |
出力kw |
30kw(40馬力) |
吸込み条件 圧力/温度 |
大気圧/2~40℃ |
吐出し条件 圧力Mpa |
0.69Mpa |
圧縮機軸動力kw |
33.7kw |
コンプレッサ用モータ 電圧V |
200/200・220[400/400・440] |
コンプレッサ用モータ 仕様 |
2極、全閉外扇、空冷、F種、連続定格 |
コンプレッサ用モータ 起動方式 |
スターデルタ |
駆動方式 |
ギア増速 |
空気出口接続管径A |
40A(R1・1/2) |
ドライヤ 出口空気露点℃ |
圧力下10以下 |
ドライヤ 入力kw |
1.43/1.76kw |
ドライヤ 冷媒・制御方式 |
R407C、キャピラリチューブ |
冷却水 水量 |
50L/min |
冷却水入口/出口A |
25A(R1) |
ファン用モータ出力kw |
0.05kw |
潤滑油初期充墳量L |
13L |
外形寸法(幅×奥行×高さ) |
1,950×1,100×1,500mm |
質量kg |
1,230kg |
騒音値(正面1.5m) |
63〔63〕dB(A) |
オイルポンプ出力kw |
0.4kw |
※吐出し空気量はコンプレッサの吸込み条件(30℃)に換算した値です。
※吐出し空気量はドレン析出時には約3%減少します。
※出口空気露点温度は大気温度30℃、0.69MPa時の値です。
※吐出し圧力は逆止弁後の値を示します。
※搭載モータのSF(サービスファクタ)は1.1です。(FE640・770・630H)
※出力は公称出力を示します。
※騒音値は、無響音室にて、パッケージ前後左右4方向1.5m、高さ1.0mで全負荷時の測定値です。
〔 〕内数値は無響音室にて、機械正面1.5m、高さ1.0mで全負荷時の測定値です。
※コンプレッサは設置場所の周囲空気によりユニット内を冷却していますので、
周囲温度が40℃を超えないように換気などに配慮してください。
※水冷式の冷却水温は32℃を超えないようにしてください。
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