夏場はコンプレッサーのトラブルが多くなります。
夏場のトラブル対策については、 前回の店長日記でもご紹介しましたが、今回は吐出温度異常についてまとめました。

スクロールコンプレッサー

スクロールコンプレッサーは本体温度が高くなると、温度センサーが働いて自動停止しま す。
これは重大事故を防ぐためです。

またオイルフリータイプですので、潤滑 油によるトラブルがありません。

給油式スクリューコンプレッサー

＊特にコベルコのAS、CM、VS、SGシリーズ

スクロールコンプレッサーとほぼ同じ ですが、その他部品の消耗も原因と考えられます。
特にオイルセパレータの異常・目詰 まりの場合は、電流値が上昇します。

また潤滑油のチェックも必要です。

ドライヤー一体型（スクロール、スクリュー）コンプレッサーの場合、吐出温度上昇によ りドライヤーの負荷が高くなり、高圧圧力異常やトリップする場合もあります。
その場 合はドライヤーではなく、コンプレッサーの整備が必要となりますので、ご注意下さい。

レシプロコンプレッサー

レシプロコンプレッサーはまず、設置環境に気を付けて下さい。
周囲温度が40度を超 えると、コンプレッサーは故障しやすくなります。
設置環境、換気方法を今一度見直し て下さい。

また給油式の場合、潤滑油のチェックも必要です。
潤滑油が不足す ると、かじり付きや破損が起こり、重大事故につながります。

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