「水の凍結」。年末年始こそ気をつけて下さい。

「水の凍結」。年末年始こそ気をつけて下さい。

この時期だからこそ、注意していただきたい点を今回は、ご紹介したいと思います。

注意して頂きたい点、それは、「水の凍結」により、コンプレッサーの異常停止・機械の故障が多くなることです。
といいますのも、12月、1月に入ると冬本番となり、寒さも一段と厳しくなります。
特に年末年始に冷え込みますと、工場内も冷え込み、休み中に配管内の水が凍結する恐れが出てきます。
最悪の場合には、配管が破裂したり、クーリングタワー等の冷却水系統の機械が故障してしまいます。
そして、生産開始ができなくなります。


対策としては、「凍結防止」です。

●ヒーターを配管に巻く

●配管内の水を抜く(気温がマイナス0℃以下になる場合)

●ポンプだけ回しておく(流水が凍結する温度はかなり低い)


他にもありますが、これらの点を特に厳重に注意してください。


また、「エドライヤーを取り付けているのに水が出る」
そんなご質問も頂くことがあります。

エアードライヤーを取り付けているのに、工場のエアーラインに水が出る時があります。
それは、冷凍式のエアードライヤーを取り付けている場合です。
冷凍式のエアードライヤーは、一般的に圧力露点が10℃以下です。
通常は圧縮エアーのラインにはドレンは出ません。
ところが、冷凍式ドライヤーで冷やした10℃以下になるエアー配管がの箇所がある場合(工場棟と工場棟の間の露出配管など)、
外気が冷凍式ドライヤの露点以下の温度に配管がなった場合(例えば1℃)、その分わずかですが、ドレンが発生します。

この防止方法は、

■露出配管に保温材を巻く。

■もっと露点の低いドライヤー、例えば吸着式のドライヤーを部分的に使用する。

この2点になります。
当店でも保温材や吸着式エアードライヤーを取り扱っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。