特徴
圧縮空気中の菌を除去します。
圧縮空気にも菌が存在しています
(表1)(表2)に見られるように、圧縮空気中より、一般細菌、カビ、酵母が検出されています。
表からも細菌数は、エアーコンプレッサーの設置条件にて異なることが分かります。
(大腸菌は大気中にはほぼ存在しないため、調査結果も陰性となっています)
▼(表1)エアーコンプレッサー吐出空気中に含まれる細菌数例
検 体 |
コンプレッサー方式 (出力kw) |
給油式レシプロ (0.75) |
給油式レシプロ (0.75) |
給油式スクリュー (22) |
圧力(Mpa) |
1.4 |
1.4 |
0.7 |
検 査 結 果 |
一般細菌数 |
10個以下/mL |
580個/100L |
140個/100L |
試験依頼機関 |
神奈川県衛生研究所 |
横浜市衛生研究所 |
▼(表2)エアーコンプレッサーのドレン中に含まれる細菌数例
|
検 体 |
コンプレッサー方式 (出力kw) |
給油式レシプロ |
無給油式レシプロ |
0.75 |
2.2 |
37 |
75 |
1.5 |
圧力(MPa) |
1.4 |
0.8 |
0.7 |
0.7 |
0.7 |
検 査 結 果 |
一般細菌数 |
100個/mL |
14万個/mL |
8000個/mL |
2100個/mL |
9800個/mL |
カビ・酵母 |
60個/mL |
700個/mL |
40個/mL |
35000個/mL |
15個/mL |
大腸菌群 |
陰性 |
試験依頼機関
|
神奈川衛星研究所 |
除菌性能は業界一のLRV≧8
LRV≧8とは、「一次側に10の8乗個の菌を流しても二次側は1個以下の性能」のこと。
10の8乗とは、1億になります。
下記の除菌フィルターの性能例からもフィルター後を通した後は、
細菌が検出されていないことがわかります。
▼除菌フィルターの性能例
製品名 |
除菌フィルター LRV≧8 |
指標菌 |
シュドモナスデミヌータ |
|
1次側 |
2次側 |
第1回 |
4.2×10^8個 |
0個 |
第2回 |
6.0×10^8個 |
0個 |
第3回 |
3.5×10^8個 |
0個 |
試験依頼機関 |
(一財)北里環境科学センター 2015年4月 |
食品衛生法に準拠しています。
HACCP,ISO対策など、超クリーンなエアーの使用に
業界について
食品、医療用、化粧品、バイオ、精密工業、軽装用、化学、産業用機械、産業用電気機器など様々な現場で求められています。
使用ユーザーの一例
パン製造工場、乳製品製造工場、ハム製造工場、調味料製造工場、酒造工場、医薬品製造工場、化粧品製造工場、半導体関係製造工場、その他多数
スタッフより一言
圧縮空気の中には、一般細菌やカビ・酵母が含まれています。
除菌性能レベル「LRV≧8」は1億個の菌を流しても、
除菌フィルタでろ過すると、1個以下での菌まで取り除くという指標。
特にクリーンでドライな高品質なエアーが必要な方で、
安心安全に気をつける方におすすめです。
食品や医薬品・半導体などの業界にも実績が多いです。
食品衛生法に準拠しているエアーフィルターですので、HACCP(ハサップ)やISO22000対策にも。
また、FSSC 22000まで気を付ける方には、ステンレス(SUS)タイプをご検討下さい。
選定の際には、いくつか注意点があります。
この除菌フィルターだけを取り付ければ・・・ではありません。
詳しくはお問合せお待ちしています。
スペック
型式 |
GM350BF-M2-3-SUS |
使用目的 |
除菌フィルター |
除菌性能 |
LRV≧8 |
初期圧力降下 |
12kPa |
使用圧力範囲 |
0.1~1MPa |
流体温度 |
1.5~80℃ |
使用温度範囲 |
-20~50℃(但し、凍結しないこと) |
処理流体 |
圧縮空気及び窒素ガス |
ドレントラップ排出方法 |
フロート式ドレントラップ内蔵型 IFT05型(外径φ8/内径φ5)標準装備 |
ハウジング材質 |
ボディー部:ステンレス ハウジング部:ステンレス |
エレメント交換時期 |
6,000時間又は約1年のいずれか早い方 |
接続口径 |
Rc3/8 |
0.7MPa処理空気流量 |
350L/min |
質量 |
1.20kg |
交換エレメント型式 |
G350B-M2 |
※1エレメントには気液分離材入(除菌を除く)
▼ コンプレッサー、圧縮エアーのプロ、サンエイエアーだからできる「安心サポート」です。
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