エアーレシーバータンク(空気タンク)、3つの役割と選定について

空気タンク

空気タンク3つの役割

1脈動防止

コンプレッサーから吐出された空気は脈打つような 空気の流れになっています。
空気タンクがあると、空気タンク内のエアーがクッションとなり安定したエアーの圧力を維持できます

2コンプレッサーの保護

エアーレシーバータンク(空気タンク)を設けていない、又はタンクの容量が小さい場合、インチングが起きます。
インチングとは、ロード・アンロードが頻繁になる現象です。
または、発停が頻繁になる現象の事です。
モーターが入ったと思ったら、すぐに切れる症状がこれに当たります。
この現象が長く続くと、コンプレッサーが故障しやすくなります。
このインチングを防止=コンプレッサーを保護する為にタンクが必要です。


3バッファー又は充填

空気消費が多量になったときのバッファー(緩衝)となり、使用空気の圧力低下を最小限に抑えます

空気タンクの選定方法

計算によって選定する場合

レシプロコンプレッサーは脈動が多いため
吐出空気量の25%ぐらいの容量のタンクが必要です

例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.25=250
→250L以上のタンクを選定してください

サンプル スクロール スクリュー

スクリュー、スクロールコンプレッサーは脈動が少ないため
吐出空気量の15~20%ぐらいの容量の
タンクを選定してください

例:10馬力コンプレッサ(1000L/min)の場合 1000*0.15=150

→150L以上のタンクを選定してください

経験によって選定する場合
コンプレッサ出力(KW) タンク容量(L)
2.2~3.7 30~100
5.5~7.5 100~200
11~15 200~400

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